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見えない違和感

フレンチブルドッグ coming soon

何か気になるものを検索エンジンで調べたら、全く関係のないウェブサイト上にその検索に関わる広告が現れるが、それを違和感なく思う人はどれくらいいるのだろうか。自然とターゲティングされて別の関連に誘導されることに心地よさを覚える人も少なからずいるだろうけれど。または、食べログの様に誰かの評価だけを信じて、行動している人はどれくらいいるのだろうか。この様にいう私もある程度の指標を信用し、当てにしている面もある。テレビをつければ、コロナウイルス関連の報道ばかりではあるが、どの情報が信憑性があるかは、専門家でない私達からすると判断が難しい。何より、ウイルスも目には見えないが、情報も根も葉もないところから生まれる場合もあるからだ。

「wao」PIN ¥12,500 + tax

しかし、このWEBSHOPブログをご覧いただいている方は、少なからずMôko Kobayashiのアクセサリーがお好きな方や小林モー子ファン、若しくは、暇つぶしに駄文を読んでくれる優しい方々だと思います。
そんなに皆さまに、少しだけ早くアクセサリーの告知をいたします。前回よりWEBSHOPブログに犬のブローチが登場しておりますが、来月の初旬より、完全生産限定で犬のブローチの予約販売(納期約2ヶ月)を開始します。初回に登場するのは、「ミニチュアダックスフント」「フレンチブルドッグ」「シュナウザー」になります。後日、詳細はSNSにて告知いたしますが、3月初旬より、シーズン4回に分けて3犬種づつピックアップし、予約販売を承る予定です。一部犬種については新しいデザインになって登場したり、使用するビーズが変更したりします。各犬種、予約受付数量は限定しているため、本年中の追加販売の予定はございません。予約販売は一斉に行うため、事前のお問い合わせやオリジナルのオーダーは承りかねますが、上記3頭をお求めの方は、引き続きSNS等をご確認頂けますと幸いです。
それでは、皆さま楽しみにお待ちください。(向田)


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頼りない記憶

ミニチュアダックスフント coming soon

前世などの話を除けば、一般的に言われる記憶は経験や体験から成る。
「初めて行った国は?」と問われれば、website上の秘密の質問に答える様にスラリと答えられる。しかし、「今までにもらって一番嬉しかったプレゼントは?」と問われた途端に、私は言葉に詰まった。今までの人生において沢山の贈り物をもらっているはずだが、嬉しいという感情を表す形容詞が余りに曖昧で、選択肢が多いからだろう。そして、その感情は油彩の絵の具を重ねる様に、記憶の深層部の色を呼び起こすことが難しくなる。

しかしながら、その様に何かを問われた時に瞬時に答えられないことは決して悪いことではないと思う。
例えば「本物とはなんですか?」という質問を自分に投げかけてみる。瞬時に「ニセモノで無いものです。」と答えられるかもしれないが、そもそも本物とニセモノの境目は、どこにあるのだろうかと回想してしまう。
欧州ヴィンテージアクセサリーが好きな友人が、あるお店で、自身が付けているブレスレットと同じデザインのモノを見つけた。店員さんが彼女が身に付けているブレスレットを見て「ありがとうございます!」と話しかける。そこにあったブレスレットは国内の現代作家のモノで、欧州ヴィンテージのそれとは異なるのだ。

そのデザインが作家自身から湧いて出てきたものなのか、所謂パクったモノなのかは定かでは無い。もしかすると、その作家のブレスレットも、今までの人生における幼少期やあらゆる体験の記憶の深層部にあったものが形になって、偶然にも全く同じになったのかもしれない。しかし、彼女がしていたヴィンテージのブレスレットを見たことがない人からすると、現代で活躍している作家さんが創造したものだと疑うこともなく思うだろう。真相はどちらでも良い。コピーが溢れる今の時代、選択肢は多い方が良いのだろうし、何よりそれを選択するのも身に着ける人次第だからだ。だからこそ、私は、アナグマを見つけ出すダックスフントの様に、その対象を見極めるための嗅覚を養いたいと思う。(向田)



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肯定的ストレートネック

ブローチ・ピンズキット 白鳥とエトワール : ¥7,800 + tax

立春。暦の上では2月4日より春が来た。
ほんの数日前から都内も冷え込んだため、暗闇で光を求める昆虫のように、日中は太陽の光を探すように歩いてしまう。気づけば2020年になり1ヶ月以上経った事にハッとした。老若男女、一年の月日の流れは平等なはずなのに、年々時間の経過が早くなっている様に感じる。昔、近所の大人が口癖の様に言っていた事を今になって実感するのだ。「やりたいことは早いうちからしなさいね」と。つまり大人になってからの時間の経過速度を体感しているからこそ、何でもいい夢中になれる事を見つけてとにかく一歩を踏み出すことが大事なのだと。

電車に乗っていると大半の人たちはスマホを操作している。読書をしている人を見かけるとなんだか嬉しくなったりもする。別にどちらが良い、悪いでもなく、人それぞれの時間との向き合い方と趣向である。「スマホ首」と言ったりもするけれど、スマホでも読書でもきっと夢中に何かをしているとストレートネックになるのだ。
その証拠に、maison des perles(通称ペルル)のアトリエでもその症状がちらほら見える。刺繍でアクセサリーを製作するのは、どう足掻いても時間の必要な作業なのだ。ということは、ペルル風に言えば、「刺繍首」や「クチュールネック」といったところか。ひとつは響きが少し怖いし、ひとつは少し間抜けだ。

話が少し逸れてしまったが、新年や春というタイミングは何かを新たに始めるのにぴったりな季節でもある。ゴールドコイルを使用したブローチ・ピンズキットは、刺繍に興味はあるけれど一歩が踏み出せてない人や不器用だからと食わず嫌いな人にもぜひ手に取ってもらいたい。痒いところに手が届く様に説明書も丁寧に作成されている。(それでも難しい場合はCONTACTへ)
日本人なら知らない人は居ないであろう「サザエさん」の原作者の長谷川町子さんは、幼少期、絵を描くことが大好きすぎて1日で4、5冊のノートを描き潰していたそうだ。
そこまでいかないまでも、新しい事に挑戦することは、今の自分と少し違う自分に出会えるきっかけでもあると思う。
ぜひこの機会に新しい自分に出会って、刺繍の楽しみや自分でモノを創る楽しみを味わってみて下さい。(向田)

P.S.「没頭」という漢字をあててみると、強ち「○○ネック」という響きの方向性は間違いでは無いかもしれない。


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