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肯定的ストレートネック

ブローチ・ピンズキット 白鳥とエトワール : ¥7,800 + tax

立春。暦の上では2月4日より春が来た。
ほんの数日前から都内も冷え込んだため、暗闇で光を求める昆虫のように、日中は太陽の光を探すように歩いてしまう。気づけば2020年になり1ヶ月以上経った事にハッとした。老若男女、一年の月日の流れは平等なはずなのに、年々時間の経過が早くなっている様に感じる。昔、近所の大人が口癖の様に言っていた事を今になって実感するのだ。「やりたいことは早いうちからしなさいね」と。つまり大人になってからの時間の経過速度を体感しているからこそ、何でもいい夢中になれる事を見つけてとにかく一歩を踏み出すことが大事なのだと。

電車に乗っていると大半の人たちはスマホを操作している。読書をしている人を見かけるとなんだか嬉しくなったりもする。別にどちらが良い、悪いでもなく、人それぞれの時間との向き合い方と趣向である。「スマホ首」と言ったりもするけれど、スマホでも読書でもきっと夢中に何かをしているとストレートネックになるのだ。
その証拠に、maison des perles(通称ペルル)のアトリエでもその症状がちらほら見える。刺繍でアクセサリーを製作するのは、どう足掻いても時間の必要な作業なのだ。ということは、ペルル風に言えば、「刺繍首」や「クチュールネック」といったところか。ひとつは響きが少し怖いし、ひとつは少し間抜けだ。

話が少し逸れてしまったが、新年や春というタイミングは何かを新たに始めるのにぴったりな季節でもある。ゴールドコイルを使用したブローチ・ピンズキットは、刺繍に興味はあるけれど一歩が踏み出せてない人や不器用だからと食わず嫌いな人にもぜひ手に取ってもらいたい。痒いところに手が届く様に説明書も丁寧に作成されている。(それでも難しい場合はCONTACTへ)
日本人なら知らない人は居ないであろう「サザエさん」の原作者の長谷川町子さんは、幼少期、絵を描くことが大好きすぎて1日で4、5冊のノートを描き潰していたそうだ。
そこまでいかないまでも、新しい事に挑戦することは、今の自分と少し違う自分に出会えるきっかけでもあると思う。
ぜひこの機会に新しい自分に出会って、刺繍の楽しみや自分でモノを創る楽しみを味わってみて下さい。(向田)

P.S.「没頭」という漢字をあててみると、強ち「○○ネック」という響きの方向性は間違いでは無いかもしれない。


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